零下~BELOW FREEZING POINT~

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ターンテーブルが登っていった地下四階、残ったのは倒れたモニカと数匹のハンターだけだった。 「ウッ!ハァハァハァ…」 突如倒れたはずのモニカが起き上がり胸を抑え苦しみだした。 「ハァハァハァ…アァー!!」 モニカの胸部を裂いて何かが飛び出した。 その何かは生まれたての哺乳類の胎児の様に小さく体毛の生えていない、しかし明らかに一般的な動物の類では無いものだった。 目と足は無いが歯は生えているその不気味な生物は 「キシャァァ!!」 と鳴き二本足だが素早い速さでターンテーブルの後を追っていった。
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