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俺は仰天した
だって彼女は高嶺の花だから、誰にも触れられないだろう
彼女の名は 鐵 閖
四月に入学してきた俺ら三年より二つ下の一年生。
彼女は頭がよく、運動もでき、顔立ちもよく完璧な女の子。
弓道部所属で全国大会に出る程の腕前をもってるって話しだけ?
男とのお付き合いを片っ端から振ってるって話しみたいだし…。
「やめときなよ。あのコ、昴ちゃんのことなんか相手にしないよ」
と狙われる鐵 閖のことと、昴ちゃんの諦めるの悪さを考えて、止めたつもりだった。
「みっちゃん、そう決めつけるなって♪
やってみなきゃ、わかんないだろ?」
ああ、はじまっちゃった。こうなった時の昴ちゃん誰にも止められないのはわかってるけど…
「俺はどうなっても知らないからな?」
と昴ちゃんに一言警告し心地よい風に誘われ瞼を閉じる。
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