ヒモ男と捨て猫

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「そんな事言わないで機嫌直してよ。」 俺は万由子さんをベッドに押し倒す。 そういつもならこれで丸く収まっていたんだ、だが今回は違っていた、万由子さんが俺を拒否したのだ。 「あたしはね、夢も何も持ってないそんな死んだ様な目をしている男に興味ないのよ。」 万由子さんに言われて気が付いた。 確かに万由子さんと出会った頃の俺は、夢に向い一生懸命にバイトをしていた。
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