ヒモ男と捨て猫

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万由子さんの家の近くにある屋根の下にある公園のベンチに座りこれからどうしようかなと考えていた。 悲しいとか寂しいなんて気持ちは少しも沸かなかった。 俺は二十歳の時から二十三歳の三年間万由子さんに飼われていた。 ただのヒモ男だ、これからどうしていいか金はあるのに思いつかない。 真っ暗な公園でただベンチに座りって雨の音を聞いていた。
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