焼け付く日差しの中で。

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俺みたいな健全な男子高校生が抑えられる訳ないよな? そう一人で納得しながら、虎太郎はゆっくり千夏に近づいた。 しゃがみこみ、千夏の隣、こちらの様子を伺う事の出来ない彼女の首筋に人差し指を立てた。 瞬間、千夏がピクッと反応する。 動きの止まった千夏は言う。 「なっ…何?コタ」 俺はそのまま神経を集中させた指先を、腰の辺りまでツーっと移動させる。 また、千夏の体はピクッと反応を示す。 「どっ…どうしたの…!…?」 「なっちゃん……スカート短いよ」 俺って大分セクハラ。 「コタ変態!!やめてよっ!」 そう言いながら身動き取らない彼女の姿を覗き込むと、耳は真っ赤に染め上げられていた。 その時、俺の理性はあっけなくもプッツンと音を立てた気がした。 ワイシャツを少しだけ捲り上げ、千夏の背中にキスをする。 一瞬、ビクっと体が波打った。 抵抗のない事をいい事に、それを肯定とみなし、俺はそのままなっちゃんの体を持ち上げるとストンとベッドに下ろした。 普段見ない、こいつの潤んだ瞳に一気に掻き立てられる。 「なっちゃん…煽ってんの?それ…」 幼なじみであるこいつに欲情した。 それは、このうだるような暑さが俺の頭を少しだけおかしくしたからなのかもしれない。
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