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と、こんな感じの流れでこの悪魔の様な…
…い、いやいや!女神様の様な侑子様に捕まったわけでございます。
今、目の前で見事なしかめっつらを披露してくれている侑子は同じクラスの親友である。
恋多き乙女であるが故、今回の話も聞いてなくても何の話かは大体の予想はつくのだ。
皆、夏だからって浮かれすぎなんだよ…ちくしょうっ!
「だーかーら、さっきから聞いてる?」
わたしの思考を中断させる、威圧的で高飛車な感じを思わせる声。わたしの態度に随分とご立腹の様だ、マズいマズい…
。
「聞いてる、聞いてる!
わたしが侑子の話を聞かないことなんかなかったでしょ?ね?ね?」
取り敢えず、聞いてないなんて答えを返すのは明らかに自殺行為。こーゆう時は聞いてたことをアピールするべし!
『完璧、聞いてなかったけどね』
「だぁまってろ、うまい棒が。しゃらくせぇっ…!」
主人公のキャラが稀に崩れる事があるのは恐らく仕様かと思われます、はい。
というか、わたしが主人公じゃないか、おい。
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