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しかし、あの人はどうも週に3回ぐらいしか乗らないみたい。
月、水、金はかならず一緒になるので。
だけど、
未だに話したコトはなく時間ばかりがすぎていく・・・
自分はこんなに臆病で恥ずかしがりやだと気づいて、とても情けなくなった。
6月の中ごろだろうか・・・他校との練習試合があり、地域にある、体育館でするコトになった。
やる気満々だが、あの男の人が気になって、仕方がないのである。
そしたら、なんとその体育館であの男の人を見かけたのだ
どうも、ここの体育館でバイトをしているらしい。
受付にアンテナとクランクを借りにいったら、その男の人が渡してくれた。
名前は青野 翼というみたい。
名前までカッコイイなんてホント惚れ惚れしちゃう感じである。
その日は、練習試合も絶好調でスパイクがいつもの倍ぐらい決まった。
友達から
「今日、すごいね。」
とか
「今日、いいことあった?」
といわれ監督からも
「この調子なら中体連、優勝できるかもな」
っていわれて、うれしかった
なんといっても、翼くんのおかげやね。
心の中で
「ありがとう」
って言った。
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