ひねくれ者

2/4
前へ
/76ページ
次へ
10代のあたしの生活環境は最悪だった・・・ 両親は仮面夫婦、毎日父親のうさ晴らしのような、怒鳴り声があたしの胸に突き刺さっていた・・・ 母はノイローゼ気味になり朝から父と口論になっていた あたしの膝で母が小さく 泣き叫ぶ声をあたしは忘れられない(;_;) 人がこんなにも泣き叫ぶ声を聞いたのは初めてだった 学校生活はいじめの毎日 たまに話しかけてくれる人は居たけど、どうせまた離れて行くんだ・・・ 面倒くさく、クールになっていくあたし この時の自分の顔を写真で見ると、つまんなそうに 無表情、笑っても、気持ち悪いって言われていた この時気付かなかったけど笑うのがへたくそになっていたんだ こんな中、当然好きな人もできなかった でも学校を休んでしまいたいと思ったことは無かった 負けてたまるか❗あんな奴らのために休むわけない❗と負けず嫌いなあたしが いた けれどちょくちょく 思ったことがあった・・・ 授業中あたしの席は屋上がよく見えた あそこから飛び下りたら 楽になれるかな 死ねるのかな? と幼いあたしは思った 今思うとお母さん ごめんなさいって言いたい
/76ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加