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『ま、まぁ麗…。』
コホン。と咳払いした父さんは鈍器を持ち、今にも投げつけようとする俺をなだめながら続ける。
『と、とにかく、お前には高校、大学と進んでもらいたい一心だったんだよ…ンフッ…。…だから父さんの会社を助けてくれてた社長さんに頼んだんだ…。そしたら社長さんが、麗を将来その会社の跡取りとして差し出すなら父さんをそこで雇ってやるし、麗にそれなりに値する教育を受けさせてやる、と言ってくれたんだ。』
明らかに笑いを堪えきれてないし。
『…(;_;#)こンの糞ジジィ…。俺の気持ちは一切無視かぁあぁああぁぁあぁあ-ッッ!!!!』
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