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柩『る~きっっ!!
またボケッとして~…
何処見てンの??』
流『っ!
別に…ただ、
ちょっと
考え事してただけ。』
柩『んも~、
人の話
ちゃんと聞いてよぉ。
寂しいじゃんかぁ…。』
ぐすん、と泣き真似をする柩。
…正直、可愛いだけで
こんなこと言われた相手は
ただ萌えるだけだろう。
それでも、柩の泣き真似を
ほっぽって話を進めるなんて出来ない
ましてや、頭の中で
自分の知り合いを紹介してるなんて言えるわけもなく、
俺は、今考えていた内容を
正直に柩に話した。
流『…そろそろ
騒がしくなるなぁって…
考えてただけだよ…。』
柩『あ~…
そろそろ
皆帰って来る時間かぁ…。
ふふ、
ぞじさんと保さんが揃ったら
変態度MAXだもんねぇ…
葵さんや戒くんも
無事だといいんだけどっ。』
はぁ
やれやれ…、と
わざと腰を曲げ、
年寄りみたいにグーで
トントンッ、と叩くと
柩は一枚しかない自分の
布団を隅っこに畳んで片付けた。
俺も、少し寒いが
黄泉と、保さんのせいで
一枚しかない布団が
びしゃびしゃになり
万が一風邪をひいて
ここで使い物にならなくなって
ただ意味もなく殺されるのは、
真っ平ごめんだから…、
柩の後に続いていそいそと、布団を閉まった。
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