-Cassis Orange.-

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ふぁ-…。 ダルい。 ねみぃやンし…。 とりあえず、下降りょ…。 俺は二階の自室から一階にあるリビングに向かった。 下からは、朝ごはんのイィ匂いが漂ってくる。 「あらぁ、葵。おはよう。ご飯出来てるわよ。」 下には母さんの姿。 エプロンを付け、明るい笑顔を向けてくれる。 葵「あぁ、母さん…。おはよ-。…いただきま-す…。」 何気ない朝の会話。 俺の家は母子家庭だ。母さんは今まで女手一つで俺を育ててくれてん。 親父は昔に家を出ていったとか死んだとか…。 まぁ、顔も覚えてないくらいやから別に未練も糞もあったもんやない。 まぁ、今まで育ててくれた母さんにはとにかく苦労かけっぱなし。やから今俺が出来る恩返し…は、勉強くらいゃん? ほいなから今まで、恋愛何かに目も繰れず勉強一本でやって来たんよ。 (まぁ、こちらから声かけんでも馬鹿な男や女は俺の顔、体目当てで近づいて来たけどな!! ん??女は分かるけどなんで男もなのだって?? ふん、俺様の美貌に魅入るのに性別なんて関係無いぜ!) おかげで今は日本有数の名高き高校、日異男子高校の生徒会長をするまでになっとるんや。 な?俺って天才ゃろ?完璧ゃろ?!
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