楽園

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その夜、島民たちが歓迎会を開いてくれた 中川大佐などの上官の方々も参加していた また、俺の小隊のほかにも配属された小隊も参加していた。 少し経って、ほかの小隊長が話しかけてきた 「よう、あんたどこから配属されたんだ?」 胸の階級バッチをみていった。 「えっ」 突然のことで思わず聞き返してしまった。 と、男が照れくさそうに 「おう、スマンスマン俺は今日配属された紺野猛、一応少尉だ。」 「わたしは、竹内篤樹です。あなたと同じく少尉で、小隊長です。中国戦線から転属されました」 初対面なので一応敬語を使う 「おいおい、同じ階級なら敬語はつかうなよ。 俺も中国戦線だ。武漢から転属になったんだ。」 「俺は、香港だ。」 紺野とは気が合うような気がした。
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