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「あっご苦労様です。紗羽さんと猫之助君…第一段階クリアです。後僕は仕事に入りますから…適当に過ごしていて下さい」
「わ~い♪1段階クリアなり…紗羽さん次何すりかにゃ?」
「そうですね…お昼何を召し上がりますか?重くない軽いものでもこさえましょうか?」
羚耶は考え自分一人なら昼を抜くくらいは朝飯前だが、紗羽や猫之助が居る手前食べない分けも行かず…回らない頭を回転させて言った。
「冷蔵庫の中殆ど空何でお買い物お願い出来ますか?」
「分かりました。えっとお素麺とか好きですか?」
「あぁ…あれなら食べやすいし良いですよ?じゃこれでお願い出来ますか?」
羚耶は懐から財布を出すと一万円札を一枚紗羽へ渡した。
「じゃ猫之助君お買い物行くよ?」
「合点なり♪」
ポシェットを斜め掛けにして用意を整えると紗羽に手を取られながら出掛けて行った。
玄関を出てからふと何かを思い出して外へ出て2人の後ろ姿を確認すると、紗羽の隣には3歳児位の銀髪の癖毛を揺らしながら歩く光景が目に飛び込んできた。
「あれ?今見たのは…」
瞬きし、目を擦り再び見るとやっぱり猫の姿で着いていく猫之助君が小さく見えた。
「僕はきっと疲れているんだι」
再び家の中へ戻って行った。
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