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掲示板とは…世にも奇妙な縁を結ぶ。
変わったスレッド板ほど好奇心に駆られる者は、これまた然り…
狭い六畳間に所狭しとと積み上げられた本や資料の山の谷間に一人の男がノートパソコンの画面を開きカタカタと何かを検索していた。
彼の名は榛那羚弥。自称作家の物書きである。
勿論この名前はペンネームと呼ばれる架空の名前…表札には〔東雲〕の文字。
日本家屋に一人暮らしで、人の出入りは週に一度現れるスーツを来た小太りな男…某編集部のスタッフである。
殆ど家から出ることの無い…今時で言う引きこもりと言うか、自ら外界との壁を隔てちょっと不健康な小説家である。
昼間は執筆活動をしながら…本に埋もれた生活を楽しむ傍ら、多少ものぐさな性格も相成り、栄養が偏った感じである。
その容姿は顎がシャープで…無精髭をチョロッと生やし、目は切れ長、髪は茶髪を普段後ろに無造作に結い伸ばしている。
ルックスはそれなりに整っているが。
身長も182㎝と長身。
本人曰わく鴨居に良く額をぶつけるのでいつも猫背で姿勢が悪い。
視力も悪く普段はメガネを掛けパソコンの画面に向かってる事が多い。
一人暮らし暦十七年…親戚との連絡も疎遠である。
築数十年の風格のある建物が印象的だ。
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