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「楓花!?」 「真壁…ごちそうさま」 一哉がやっと相田の住処を見つけ駆けつけた時、楓花はベッドに縛り付けられ泣いていた。 「お前…楓花に何をした?」 「野暮なこと聞くなよ。お前が友梨にしたことだよ」 一哉は楓花に駆け寄りロープをほどくと楓花をシーツにくるみ抱き上げた。 「相田…自分が何をしたか分かってるのか?」 「お前と同じことだろ?」 「友梨の相手は俺じゃない。友梨は…お前以外に男が何人もいた。」 「今更、自分を正当化して友梨を悪者にするのか?」
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