*ゐち*

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猫はまったく鳴かなかったので少し心配だったが部屋に帰ってきて電気をつけて洗濯したばかりのタオルで拭いてやると体をぷるぷると震わせていた。     俺はこのまま風呂にはいってしまおうと考えたわけだが、どうせなら猫も一緒にと思い猫も抱き上げる。     猫は確か小さい頃飼っていた気がする。 自分の親が生きていたときは小さすぎてあまり覚えていることはないのだが、 母親が猫を抱いてよく寝ていた気がする。   その猫も白かったな… ボーっとしていると猫がにゃーと一鳴きしたから風呂場まで歩いた。    
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