目の見えない友へ…

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目の見えない友へ…

半失明状態の友。 携帯も老人用がやっと見える彼。 なのに人の心配ばかりしてくれる。 体調を気にかけたりする、病院仲間。 私に出合う事を感謝してくれる。 なぜ?聞いたら、私が最初に声をかけてくれたから。だと言う。 彼の手前の病室の私に、タバコに誘う彼。 治らない、維持するための病気が似ているのかな。 入院しても、互いに病室は変えない。慣れた病室、慣れたナース。 夜中に、こっそりタバコを吸うメールが来る。 白杖の無い彼は、人に病気である事を悟られない。 似てるね…
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