2nd prologue

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亮佑達の國丞高校を排除した後、新・政府は行動を起こした。 新・政府は日本中の学校や軍事施設に兵士を派遣し、僅か二ヶ月で日本を制圧した。 各県は新・政府に対抗したが、各県に「四覇」を送り込む事により、各県は一歩一歩破滅の道を辿っていった。 こうして日本は暗黒の時代の幕を開けた。 今や新・政府に対抗できる勢力は残っておらず、日本は更なる混乱状態に陥っていた。 仁義や正義は廃れ、国民は新・政府により重税を強いられる事となり、暴動が毎日のように止む事無く続いた。 それは破壊と殺戮による暗黒の時代。 新・政府は県や学校同士の争い合いを厳禁し、学校でのFORCEの使用を禁止した。 そうする事で新たな人々にとっての希望の芽を摘み取った。 「黄泉」の存在は誰もが知るよしもなかった。 「黄泉」の…、そして「四覇」の残る邪魔者は「川田龍渓」率いるレジスタンスと――… …――川田亮佑の存在。 だが、「川田龍渓」率いるレジスタンスの本拠地は日本海溝の底にあり、流石の「黄泉」でも見つける事ができなかった。 そして、龍渓は…、亮佑は海底の底から、自分達にとっての大きな機会を伺っていた。
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