第1章

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僕のネコちゃんは、ある日突然やって来た。 名前はチャッピー、白い野良猫らしい。 なぜ「らしい」かって言うと僕はあまりチャッピーが猫でいる時を見た事がないから。 普段は人間の姿をしているからだ。 この白猫チャッピーと出会ったのは、6月の雨降りの金曜日。 僕が塾の帰りにコンビニで今日の夕食を買って来た時マンションの入り口でずぶ濡れになっている男の子がいた。 そう、どう見ても人間の男の子。3才ぐらいかなぁ。 少し茶色い髪の毛、白いTシャツにデニムのハーフパンツ。 全身びしょ濡れになって少し震えて膝を抱え座り込んでいた。 。
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