第1章

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「今、気持ち悪いって思ったでしょ!?」 口を横に広げてニッと笑った。なんだか猫みたいな顔だ。ふと、そう思った。 「そう、僕はネコだよ。」 そしてまるで猫のように右手を上げて招き猫のようにクィックィッてしてみせた。 な、なんだよ!今僕は心の中で思っただけだぞ。さっきから何なんだ。 「あのさ、僕の考えてること分かるの?」 「うん、なんとなく分かっちゃう。りょーすけは考えてる事、顔に出やすいんだよ。それくらいボクじゃなくても分かるよ。」 そう言えば、お父さんやお母さんや友達にも言われる。お前は思ってる事、顔に出て分かりやすいって。 。
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