341人が本棚に入れています
本棚に追加
「そんな昔から…。」
「ええ…。それと、その眼鏡をコンタクトに変えてゴムを解けば可愛くなるんじゃありませんか?」
「あぁ…そこまでばれてたんだ。実は伊達眼鏡なんだよね…見た目だけで言い寄って来る男よけの。」
そう…彼女は容姿端麗だった。
見た目だけで言い寄る男の目をごまかす為の眼鏡と髪型に過ぎなかったのだ。
「わかりますよ…ずっと想い続けた人ですから。
」
そう、あの時見ず知らずの自分に安心を与えた彼女の優しさに洋一は惹かれていたのだ。
「ホント敵わないな洋君には…いつもその気にさせるのが上手いんだから。」
「…ーどういう事ですか?」
「あれ?覚えてない?
週三ぐらいのペースで遊びに誘われて始めは嫌だったのに話してるうちに遊びたくなってね…で毎回洋君の言われるがままに遊ぶ羽目になるって訳…。
それ楽しくって洋君が来ないと迎えに行こうとするんだけど迷子になっちゃって…。」
最初のコメントを投稿しよう!