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罰カノ
「好きです。愛してるんです。付き合って下さい。」
棒読み口調の彼に尋ねた
「此処で問題です。
私の名前は?」
「えっと…ー」
やっぱり…おかしいと思ったんだ。平凡な私に学校一の人気な彼が告白なんて。
「罰ゲームか何か?」
そう優しく問えば目を丸くし数秒後頷いた。
「そうなんです‘自分を好きにして付き合いその子に本気になるまで“罰カノ”にする’そして、‘告白をOKしなそうでなおかつ平凡な子’でなければならない。これが罰ゲーム内容です。」
自分=彼の告白をOKしないような平凡な子=私に告白し付き合う。
私の事を彼が好きになるまでは私は罰カノである。
であるから先ずは私が彼を好きにならなければいけない。
最終的には彼と私が両想いになる罰ゲームである。
と言うことである。
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