第一章

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そこに昼休み終了のチャイムが鳴った。 「根本、行くぞ。」と浜口が屋上の扉に向かって歩きだす。 卓也も浜口の後を追って歩き出した。 気が付くと辺りは薄暗くなり風が強くなってきた。空は黒い雲が立ち込め今にも降り出しそうだ。 【一雨くるかな……。】なんて暢気な事を考えながら浜口の消えたドアに入る。 そして、午後も何時もの業務にかかった。
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