桜の行く末

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?「ひーーめーーーっ!!!!」 志「???」 姫「ハァ…」 学園中に響き渡ったんじゃないかと思われる程の巨大な声を出しながら教室のドアを豪快に開けてきたのは、あの声を出していたのは本当にこの子なのか?と疑う程の可愛いらしい女の子だった。 そして気掛かりなのは… 制服が煌帝学園の物でないということ─…… ?「ひめ!!!探したよ!」 姫「……茅咲…」 茅咲と呼ばれた可愛い女の子は肩で息をしながら姫咲に話しかけていた。 一方の姫咲はというと─… 姫「ハァ…」 苦笑いでため息連発(笑) 茅「どーして!煌帝学園なの!?なんで何も言わないで~…探したんだからぁ!」 可愛い顔を歪め泣きついている茅咲を飽きれ顔で宥めている姫咲。 志「……うるさい」 茅「あっ、悪かったわ…………………………………………………………煌王!??」 姫「???」 茅「ちょ!??なんで煌王が姫の隣に座ってんのよ!!!」 姫咲は訳が解らないというような顔をしながら 姫「茅咲…落ち着いて。あとこの人は煌王って名前じゃなくて……………じゃなくて………」 志「……漣 志騎」 姫「そうか。漣君ね…よろしく」 志「…志騎でいい……」 姫「そう?じゃあ─…」 茅「ちょ!ちょっと!!!何ナチュラルに会話進めてるの!??」 冷や汗を垂らしながら少しばかり顔色が悪い茅咲が聞く。 志「…フッ」 茅「…(ムカッ!こいつ…)」 教室中の生徒はハラハラしながら二人の火花ちる視線をなんとか見ないように精一杯にしていた。 姫「茅咲…」 ガタッと机から立ち上がったかと思うと茅咲の名前を呼び教室から出ていく姫咲。 茅「あっ姫待ってよー!!!」 追いかけようとした茅咲がクルッと振り向き、志騎に向かってアッカンベーをして出ていった。 志「………なんか……ムカつく」 そうボソッと言った志騎は姫咲と自分にアッカンベーをして出て行った茅咲と呼ばれた子が出て行った方をしばらく眺めていた─… .
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