桜の行く末

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―教室3ーA 司「…(桜花 姫咲……)」 その頃3ーAの教室では司がパソコンで何かを調べていた。 司「…(何故データが一つも出てこないんですかね…?)」 女徒A「見て//司様のあの表情…//」ヒソ 女徒B「何を考えてるんだろー///」ヒソ 女徒「「「気になるー///」」」 3ーAにいる女子生徒たちは顔を赤らめながら遠目で司を見ては会話に華を咲かせるのだった。 そんなことを気にもとめない司はパタンとパソコンの画面を落とす。 司「…(桜花 姫咲……データの事といい気になりますね…)……うわっ!」 今まで考え事をしていた司は人が目の前にいることなど気づかずにいた為、驚きの言葉を隠せずにいた。まして可愛いらしい笑顔をドアップで…など誰が想定出来ようか…。(笑) 司「白兎…;;」 司は驚いた時にズレてしまった眼鏡を直しながら自分の目の前にいる人物の名を呼ぶ。 白「あまぎ…ここにすんごーいシワ寄ってたよ?」ニコニコ 驚かせた張本人は何事もなかったかのように相変わらずの可愛いらしい笑顔で言う。 司「…;;ちょっと調べものをね…」 白「ふーん。で、調べられなかったんだ……桜花 姫咲ちゃん?」 今までニコニコと喋っていた白兎がフッと真面目な顔をして問う。 司「…(敵わないなぁ…)はい」 白「ふーん♪そっか♪あまぎにも調べられない子か♪」ニコニコ 白兎はもういつも通りの笑顔で鼻歌まで歌い始める程ご機嫌になった。 司「随分とご機嫌ですね?何かあったんですか?」 先ほどの姫咲との出来事を知らない司は不思議に思い白兎に問う。 白「ん?あのねー♪姫咲ちゃんとお話したの♪」 司「なるほど。で、内容は?」 白「姫咲ちゃんを生徒会書記にって♪」 司「はっ…!?」 本日二回目の司の驚きであった。 白「こーちゃんが姫咲ちゃんとこ行くって言ってたから着いていったんだ♪そしたらこーちゃんがそう言ってた♪」ニコニコ 司「そうですか。楽しくなりそうですねぇ」 白「そーだね♪」 .
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