桜の行く末

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―教室1ーB 姫「…ふぅ」 虎宇と白兎、茅咲も帰りやっと静かになった教室の席で姫咲は静かに息を吐く。 志「…疲れた?」 それを聞いてか机に顔を埋めていた志騎が少し顔を向け姫咲に問う。 姫「え?ああ。そーだね。疲れたかも」 志「…そっか」 それだけ言うとそれ以上聞く気はないのか、志騎はまた机に顔を埋める。 姫「(……。)煌王って…何?」 姫咲は少し考えこんだ後、志騎に顔を向けずそのまま静かな声で問う。 志「ピクッ(……)俺もよく知らない」 姫咲が煌王と名を出した瞬間、志騎は少し反応し顔をまた少しだけ向け答えた。 志「…でも、生徒会メンバーの事をそう呼ぶのは昔かららしい…」 姫「そう」 姫咲はまた何か考え始め、それ以上会話がないとわかった志騎はまた寝はじめた。 姫「(煌王か…)」 そうしている内にいつの間にか下校の時間になっていた。 .
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