49人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
下校時間になり、生徒たちは賑やかになる。
女徒A「あの…桜花さん?」
姫「?」
黙々と帰り支度をしていた姫咲が首を軽く傾げながら自分の名を呼んだ人を見る。そこには少し茶色がかった髪を三つ編みにし眼鏡をかけた少女がいた。
女徒A「あの…//よかったら友達にならない?」
姫「…?うん」
いきなり何を問うのかと疑問を持った姫咲だが別に問題もなさそうなので頷く。すると…
女徒A「本当!?//あの…わた… 女徒B「私も友達になりたい!」
男徒A「あの、俺も//」
女徒C「私も!」
姫咲が三つ編みの少女に頷くと他の生徒たちもそれを見ていたのか次々と集まってくる。
姫「…;;うん;」
姫咲は生徒たちのあまりの迫力に少し引きながらも頷く。
女徒B「やったー♪桜花さんってモデルとかやってるの?」
姫「…モデル?やってない…」
男徒B「てか彼氏いるの?」
男徒C「ばっか!お前…!」ケラケラ
女徒C「あ!ねぇ、これから皆でカラオケとか行かない?せっかくクラス一緒になったわけだし、交流を深めよう的なので♪」
男徒B「お!いーね!俺行く♪」
女徒B「私もー!」
女徒C「桜花さんも行かない?」
皆が乗り気になり騒ぎ始める中、姫咲は…
姫「悪いけど…用事あるから」
そう言うと姫咲は帰り支度を終え、クラスを出ようとする。が、フッと思い出したかのように振り返る。そして一番始めに声をかけた三つ編みの子に話しかける。
.
最初のコメントを投稿しよう!