俺の話

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自由なあいつ。無愛想な俺のところに何故か居着いた。     最初は全く気にしてなかった。     野良だし、そのうちどっか行くだろう、と。     だが、いつまでたっても、あいつは必ず俺のとこに帰ってきた。     だから、俺もいつの間にかあいつを気に入ってた。     あいつの毛の色から、藍――『ラン』と名付けるくらいに。      
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