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そうこうするうちに自販機の前に着いた一行(2人だが)。
ヒロはおもむろに懐からプレステのコントローラーを取り出すと本来は札を入れるところにぶち込みコマンドをいれる。
所要時間はおよそ0.13秒。
「これが…音速の貴公子の速さか…!!」
もはやキャラ設定のおかしい雅人が驚愕しているとヒロは、
「Are you ready guys!?」
と某戦国アニメの隻眼の武将のようなテンションで聞いてきた。
「あなたとは違うんですよ。」
これまた懐かしの某総理大臣風に切り返すニート。
そして今までの流れを無視しヒロは、
「開いたぞ。」
と言うが早いか、さっきまでの自販機は消え、近未来的な通路が現れた。
「なんということでしょう。
何の変哲もないただの自販機が音速の貴公子の手にかかればこの通り。
さすが生活空間の(ry」
と雅人が言い終わるより前…いや、「こと」と言ったあたりからヒロの姿はなく、先に行ってしまったようだ。
「ちょwヒロたぁあん!!!!ww」
そう叫び鼻水を撒き散らしながら通路に雅人も入って行った。
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