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「そうか。ならここにサインしてくれ。」 そう言って分厚い契約書のようなものを取り出すヒロ。 「これでおkっすか?w」 そこには芸能人を意識したのであろう幾何学的な模様のサインが。 「…これで晴れてお前は我が組織【arms】の実験台だ。喜べ。フィギュアはすでにお前の家に送っておいたぞ。」 スルーというスキルを身につけたヒロになすすべがない雅人はうなだれた。 が、それももちろんスルー。 「とにかく明日の3時に家の前に火を灯し生け贄と供え物を用意して待っていろ。」 と真顔で言うヒロ。 「ちょwwテラ黒魔術wwwww」 「じゃあ解散。右から二番目の扉で↑↑↓↓→←Bを押すとアラスカに着く。気をつけて帰れよ。」 「えww無駄にめんどくさいのに日本じゃないんすかwwボケのほうがクオリティ高いしwwwしかも扉なんかどこに…」 白で統一してあるため見にくいがよく見れば扉はかなりの数があるようだ。 しかもいつの間にか懐かしきスーファミのコントローラーがぶら下がっている。 なんだかんだコマンドを入力する雅人。 「言い忘れたがこの施設内はセキュリティーにコマンドを使う。まあお前はこの部屋しか用がないからさっきのだけ覚えておけばいい。我々に連絡するときはこれを使え。」
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