超科学研究室・東京領

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「俺暗殺される為に呼ばれたのかな………」 ピクッ、と666―Dは反応した。 「呼ばれたとは?」 「だから、婚約者がどうのとかで呼ばれたんだよ!」 「………了解しました。氏名、住所、電話番号、経歴、資格、入室希望理由、血液型、ドナーカードの有無、持病、性癖、身体的特徴、長所、短所、特技、学力等の記入をこちらの用紙にお願いします」 と、細かく条件書きされている用紙を突き出され、近くの机に置かれる。 「………謝る気は?」 「確認がとれてからです。666―Dの判断は正しいと666―Dは判断します」 「………物凄いメイドロボだな」 「メイドではありません。侍女と666―Dの領域には記憶されてるいます。第一メイドと言われますと卑賤な者の趣味の産物と思われることを気にした会長達の判断によるものです。と補足説明も記憶領域から検出されました」 それよりもと付け加え、 「時間稼ぎなのですか?でしたら、射殺しますが」 「………セメントだな」 「いえ、優秀な666―Dは全てに平等に設定されています。主以外は」 このままでは本当に射殺されかけないので渋々と用紙に記入していく。 「世界で三番目に理不尽だよなぁ…」 「はい、確認が取れました。二条路秋(ニジョウジシュウ)様。666―Dは御待ちしておりました」 「やっとか…」 あの後、用紙記入後も血液検査や静脈認証、指紋検査などありとあらゆる検査を受けた。
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