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彼女の目が大きく見開かれて
信じられな~い
とばかりに俺を凝視した
かなり気まずい
俺は
普段のビジネスでも考えられないくらい
かなり激しく動揺した
心の声は俺に悪いと思ったのか
どこかへ消し飛んでいた
俺は呟くような声で
口を動かした
「すいませんでした」
彼女に何とか伝わってほしかった
彼女は何故か一瞬
戸惑っているかの様な表情をした
ガタンッ
電車が大きく揺れた
バランスを崩した彼女は片足を前に出した
ぐほっ!
俺の股間直撃!
(この辛さは男じゃないと解んねーだろうなぁ)
そのまま彼女の体が密着する
恐らくはヒール分考慮したら170cm近い身長だろう
超密着状態の俺達
このまま俺が左を向いたら
頬が触れてしまう状態だ
ぐぅぅ
せめて体の向きだけでも動かせれば良いのだが
俺の両手はオヤジ達に持っていかれた状態だし・・・
俺は益々気まずくなった
ところが何を血迷ったのか
彼女に異変が起きた
両手で胸元に持っていたバックの左手を
俺の右胸の上辺りへ這わせてきた
電車が落ち着いてからも
彼女の足は
俺に絡んだままモゾモゾ
俺の息子は激しく動揺し出した
こ、これはまるで
恋人同士が抱き合っているようじゃまいか?
激しく動揺した俺に追い討ちをかけるような
意味深な行動
俺の左耳に吐息が聞こえる
吐息が首にかかる
というか俺は首が極端に弱い(爆)
お願い、そこやめて~
あぁぁ~~~
落ちてゆくぅ~
という事は・・・
彼女はこっちを向いているのか!
ハァハァ
ハァハァ
このまま官能小説モードに入っちゃいそう(笑)
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