二、開戦近シ‼

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――軍令部・地下極秘会議室――   会議室には海軍のお偉方と陸軍の参謀が一人いた。そして海軍の造船部責任者は言った。 「…半年遅れとはいえ第三次建艦計画は無事完了しました」   しかし、それを聞いて山元は「…永乃軍令部総長、それだけではないのでしょう?それだけなら無電でもいいですし、なにも陸軍(りくさん)にわざわざきていただく必要もないでしょう。」といった。   それに対し永乃はうなずき言った 「うむ、では本題に入ろう。金村君」   「はっ、ではわたくし金村が説明させていただきます。まずは一時期巷をさわがせた我々と同等もしくはそれ以上の知能をもった生命体が存在するという話がありました。これはデマとして騒ぎは静まりましたが実は存在します」   海軍参謀A 「そんなことはわかっているだからこうして新鋭艦建造を行なったのではないか」   山元「まあまあ、最後まで話は聞こうではないか」  金村は一礼をし「ありがとうございます」と言い話を再開した。   「そのごひょんなことから彼らの言語を解読することに成功しました。ただどこまで正確かはわかりませんが…そして彼らはそのことに気付いていないようでした。
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