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ある春のこと
ショッピングセンターのペットショップで俺たちは一匹の猫に出会った
真ん丸の目が印象的で茶髪の子猫
ガラス越しに見える子猫は気持ち良さそうにすやすやと眠っていた
しばらく眺めていると目を覚まし大きなあくびをひとつ
そして見られていることに気付いたのかこっちにむかって歩いてくる
ガラスに指を近付けるとそれを不思議そうに眺めて目を逸らさない
指をゆっくり動かすとそれを目で追い…手でちょいちょいと捕まえようとするのだった
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