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───某本屋───
高校が休みになって暇している毎日、部活がねぇ、バイトもねぇ、金もねぇ、女もねぇ、そんな吉○三の状態の僕にできるのは読書だけだった。
何を読んでいるか?参考書とか小説とかそんな"高尚"な読み物ではない。ジャ○プの漫画である。
おれ「ふふふっ..!!コテツの刄おもろ
最近流行りのコテツの刄!!これがまた面白い。何とかの呼吸!!って言いながら敵をばっさばっさなぎ倒していく…痛快だ。
「お...この子エロいな…」
ヒロインの女の子の胸に目が行く。現実では有り得なそうな大きさのお胸がプルプルと揺れている。
もしも、この胸に触れたら…最高なのだろうが…
ムニュ、ムニュ・・・
うんうん、なんか妄想しすぎて現実世界でも触っているかのような感覚に陥ってきた。
ムニュゥ・・・
・・・あれ?本当に肘にムニュムニュ感が伝わってくる。というか、いつの間にか横に誰かがいる気がする。
『あのー...ワザとですか?』
不意に耳元で小さな甘い声がした。
「わぁ!?」
・・・プニ・・・
「……………あ」
『……………んっ…』
僕の肘は可愛らしい女の子の胸に埋もれていた。
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