ー眠れぬ夜ー ~瑞希~

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「どうでもいいけど着替えてきたら?」 美恵のため息まじりの一言で姉妹の動きは止まる。 「そうね、先ず着替えて来るね」 そう言ってそそくさと2階に上がり部屋に向かった。 部屋に入ると、いつも雄輔がくれた大きなぬいぐるみが迎えてくれる。 上着を脱ぎ、ベッドに腰掛ける。 「私…、雄パパ達に本当は嫌がられてたのかな‥?」 コンコン 突然のノックに慌てる瑞希。 「ご飯よ」 「うん、わかった」 「あ、お父さんも帰って来たから、報告と相談はお酒が入る前にね」 「え‥?何で?」 「ん?さっき雅に言ってたじゃない、それと一緒よ 何年あんたの母親してると思ってるの?」 「うん♪」 瑞希は目に涙をうっすら浮かべ微笑みながら頷いた。                            
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