ー地獄行きの赤い切符ー

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  ー 2038年2月20日 ー       ー 日本 ー ハァ…ハァ… 「ごめん、待った?」 息を切らせ走って来たのが私の彼氏の雄輔。 元々お隣さんで幼なじみ。今では両家の認める仲で、付き合いだしてもうすぐ1年。 今日は早く仕事が終わるからデートがてら一緒に帰る約束をしてたの♪ 「遅い~!!待ちくたびれたよ~! だからおんぶ♪」 この、端から見たら面倒くさい女が私、瑞希。 雄輔と一緒に居る時間が何よりも好き♪ もちろん、雄輔もそう思ってくれてる♪ 甘えん坊になってもちゃんと受け止めてくれる。 大人になっても、おじいちゃん、おばあちゃんになっても大好きな雄輔とずっと一緒に居るンだ♪ 一緒な居れると、何があっても離れないと信じてた…。 そう、“その日”が来るまでは…。  
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