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―確かに、"魔法でも使えれば"…なんて思ったけど……
『Satisfy your wish.』
「え?」
魔法使いが何を言ったのか解らず、繭は間抜けな声を出してしまった。
『だから、あなたの願いを叶えてあげる』
魔法使いは言った。
『あなた、叶わない願いをお持ちでしょう?魔法に頼りたいッて思ったのでしょう?』
続けて言う。
「意味…わかんない……」
繭は俯き、ボソッと呟く。
『あなたが魔法に頼りたいと思ったから私がきたのよ』
『あ、私を信じていないのね?』
魔法使いはコホン、と咳ばらいをした。
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