2人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
―ジリリリリ~
部屋中に、目覚ましの音が鳴り響く。
「ん゙~…」
繭は、手探りで鳴り響く目覚ましを止めた。
「繭姉、また遅刻するよォ~」
部屋の前を妹・花梨が通り言った。
「…え……?今何時ぃ…?」
寝ぼけながら花梨に問う。
「それ、最後の目覚ましでしょ?」
「っ!嘘ッ?!」
繭はベッドから飛び出した。
「そんなに慌てるなら早起きしなよォ…」
花梨の言葉に耳をかさずに身支度を整えていった。
「行ってきますッ」
最初のコメントを投稿しよう!