第二話 『箱猫』

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鳴き声をたどると猫が一匹入れる程度の木箱があった。 「中に居るのかなぁ...」 密閉された木箱を, コン コン と軽く叩きながら箱を調べていると, 「あっ...穴...」 二つの小さい穴。 「居るかなぁ...」 僕がそこから覗こうとすると, 「ニャアーッ!」 鳴き声と共に,穴の向こうにエメラルドグリーンの綺麗な目が二つ。
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