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クロス:「…うん?…俺は良いけど、それはやめておいた方がいいと思うよ。ほら、君の後ろにいる二人が今にもフォーカスに襲い掛かりそうだから」
閖雅:「一一え?」
クロスに言われて後ろを振り向くと、殺気を静かに放つハクと嫉妬しすぎて身体を震わせるアースがいた。
その日、オッドとクロスは手慣れた様子で生えていた木にロープをくくりつけて、布を敷いた簡易ベッドを作った。
閖雅のベッドにもう一人だけ眠れるスペースがあったので、ハクとアースの誰が隣に眠るかを争いが始まった。
アースは原型の兎に戻り、ハクは人型になったままで、閖雅を挟み込むようにして眠った。
その様子をオッドとクロスは眺め、フォーカスはメンディーがとても羨ましそうに見つめているのを見逃さなかった。
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