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-カフェ2F
『(外が騒がしいね。…)』
L'Arc-en-Cielが物陰に潜むカフェの2F。
先程から黄色い声やら騒ぎ声がひっきりなしに通る事に気づき、中に居た少女がカーテンを引く。
『!!!』
「お嬢、どうなさったんです?」
『白鳥、あれ…』
白鳥と呼ばれた男-彼はお嬢と呼ぶ少女の指を指す先を一緒に見る。
白鳥「本物ですかね?!!」
『でしょうね…どおりで。いつも静かなこの辺りが騒がしい訳か…』
白鳥「恐らく、発見されるのは時間の問題では。」
なんたって有名人ですからね、彼ら。
と話す白鳥を尻目に、少女は考え込む。
『…ね、白鳥。面白そうだから…彼らに助け舟を出さない?』
白鳥「人の不幸が面白そうって…お嬢、性格が悪…ぐはっ」
『何か言った?』
ニッコリ笑う少女。
白鳥の鳩尾付近に鋭いパンチを入れていた。
白鳥「な何でもありません!!;」
『よろしい。』
白鳥と少女はそう話しながら1Fに降りていき、
グラスを4つ冷凍庫に入れ、コーラとアイスコーヒーのストックを準備しているのだった。
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