第一話

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ケニーの難解文章に頭を悩ませながら、着替えを済ませて学生服をハンガーに掛ける。 「ん、なんか落ちた。」 学生服からヒラリと床に落ちたのは、帰り道で拾った切符だった。 「これの事すっかり忘れてたな~。なになに・・・」 俺は切符をよく見直す。 [特急乗車券] シ月ニジュウ日シッパツ 行き先:ミライ 人数:ヨニン 「この切符、明後日出発じゃん、しかも四人分。行き先がイマイチ分かんないんだよな~"ミライ"って、どこの街の名前だ?」
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