☆二日目~昼~☆

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 ボクとラナは村の宿屋で一緒に食事をとることにした。    この店は晴れた日はテーブルや椅子を表に並べてテラスにしてくれる。    ランチもリーズナブルだから、ボクらはよく利用する。    いつもは二人だけなんだけど、今は足元を黒い生物がまとわり付くかのように動いている。   「可愛いわね~」    ラナはニコニコしながら生物を見つめている。   「可愛いけどね」   「可愛いし、黒いし使い魔には最適じゃない?」   「黒いけど…   これって、いいのかぁ~」    勢いでもらったはいいけど、ボクが想像していたように、黒猫じゃなくて…   「いいんじゃない。犬でも黒いんだから」    そう、もらったのは黒い犬。   「これはラブラドール・レトリバーって種類よ」
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