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ぞろぞろと親と高校生が体育館から出てきた。
入学式が終わったのである。
美和:お父さんは来なくて良いって言ったのに(怒)!!
銀:子供の入学式に親が行くのは当然だろ??お父さんの時は誰も来なかったんだぞ!!
美和:お祖父ちゃんが亡くなって、お祖母ちゃんが一人で働いていたからでしょ??聞いたわよ………
真理:良いじゃない、来る位。…!!…あなた………門に居る人って……
真理の目に映った人影は、会うのは十数年ぶりである。
そう、裕和の姿であった………
銀:おぉ!!来てくれたんだな!!
裕和:当たり前だろ!!来るのにお金かからないし………
美和が小声で真理に話した。
美和:ねぇねぇ、お母さん。あの人誰??
真理:そっか!!美和は会った事ないんだよね。電話で話した事はあるじゃない。沖縄に住んでいる………
美和:裕和おじさん??
真理:おじさんじゃないでしょ(笑)
美和:私から見たらおじさんだよ。裕和おじさんは(38)だもん。
裕和:美和、俺がおじさんならお父さんもおじさんだぞ!!二つしか変わらないんだからな。
銀と真理は(36)………
時が経つのは早いものだ………
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