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美和:お父さんとお母さんから聞いたけど、魔法が使えるって本当!?
裕和:(笑)魔法って訳でもないんだがな………って事はあの事は話したんだな??
銀と真理は互いに目を合わせ、首を横に振った………
美和:あの事??って何??
不思議そうに両親にきく美和だが、銀が重い口を開いた。
銀:ここで話すのも何だし………家に帰るか………
真理:家には食べる物何もなかったわよ。亮を迎えに行って外食しに行こうよ。カーズー(裕和)も居る事だし………
亮とは、美和の1つ下の弟である。
中学3年になって、家で勉強ばかりしている子だ。裕和ともたまにメールや電話でやりとりして、銀達に内緒で会っている。
裕和:決まりだな!!じゃぁ、先ずは亮の所に行くか!!飛ぶぞ………
美和が『飛ぶ????』っと考えていると、裕和は指を鳴らして亮の居る家に移動した。
美和:えっ??えっ!?何!!家の前だよ!!何で!?どーなってんの!?
一人パニクる美和に、『外食中に話すよ』と言う裕和。
銀:亮~!!カーズーと外食に行くぞ!!
家にいた亮は声が聞こえると、二階の窓から玄関を見下ろした。
亮:おぉ!!裕和おじさんが来てる!!珍しい………何かあったのかな??
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