❤✨マ、マジっすか⁉👀✨❤

33/33
588人が本棚に入れています
本棚に追加
/169ページ
 てゆうかぁ、てゆうかぁ。  エリリンは、明後日とか言ってたような。  明後日?  明後日とは、明日の次の日のことですよね?  マジでぇ!  ガクゥーン。  ありえないでしょ。  おかしいでしょ。  どれだけバカなんだ、俺は。  俺ってバカだぁぁ!!  俺は、がっくり落とした肩をゆっくりと起こして立ち上がった。  薄暗い廊下を歩き、店を出ようと開けにくいガラス戸の前に立った。  その時、俺はちらっと舞台を見た。そこには、優雅にエロチックにポールに身を絡ませるエリリンがいた。ポールの上を両手で握りしめ、くるっと回ってみせる。黒キャミソールから見える脇乳に、俺はドキッとした。  大人っぽい。  今まで見たことのないエリリンの姿に、俺はしばらくみとれてしまった。  いったいこれは…。  何か、心臓がバックンバックンしてる!  何なんだよ!  どうしてしまったんだぁぁぁ!  俺は、再び背中を丸めてガラス戸を引いた。 「はぁ」  なぜだか、知らないうちにため息を吐く。
/169ページ

最初のコメントを投稿しよう!