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昨日、エリリンからあんな話をきかされて、あれから俺は、コンビニエンスストアで本物ビールを更に五本買い足し、家へ帰ると風呂に入らず、本物ビールを浴びるように飲んだ。
それでも酔いが足らずに、台所の奥に隠しもっていた麦焼酎の一升瓶を出し、ロックで飲んだ。
もう、酒にのまれてもいい…。
めちゃくちゃになっても構わない。
サキさんからのメールもなく、エリリンからの連絡もなかった。
エリリンの作り置きの飯もなかった。
目が覚めると、もう土曜日の半分が過ぎていた。
二時じゃん。
床に散乱した空き缶と、焼酎の一升瓶が転がっているのを見ると、昨日の俺は荒れていたな、と実感した。
頭が痛い。
気持ち悪い。
本当、今の俺は病気だな。じゃんじゃん飲んでもなおらない。さらに、自己嫌悪に陥り、憂鬱になる。
でも、昨日のエリリンの言葉があまりにも衝撃的すぎた。というか、幼なじみの俺に相談もなかったのが寂しい。けれど、前にエリリンから電話あったとき(そう仕事中にかかってきた電話なんだけど)あん時、俺は一方的にきったんだよな。
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