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ゼッテー抱いてやる。
不謹慎ですね、ニヤリ。
黒髪を後ろでまとめてですよ? 胸の形も綺麗なんですよ? (多分、いや絶対に)しかも、白い透き通る肌ですよ? 美容部員のチーフですよ? っていくつでるんだ。
ヤバいでしょ。男子たるもの、狩人ですから! 狩るんですよ!? ってまたまた興奮しすぎ。
っていいつつ顔はニヤけてしまう。
エリリンも綺麗っちゃ綺麗っすよ。手足は長いし、健康的ですし、多少は化粧しますし。でも、色香がない。多分幼なじみだからだろな。
ちっちゃい頃から裸で遊び回って、他の奴がエリリンに告ってもチクりとも胸はいたまなかった。馴れ合いみたいなもんか。
箱の中で一人ぼっちでいると、色々考えちゃうな、センシティブな俺。
さっ、切り替え切り替え、と。
エレベーターが地下の駐車場についた。
カネコ号は、と白い軽自動車〝カネコ号〟の鍵をあけて重い段ボール箱を助手席へ置いた。
エリリンも、違う仕事すりゃいいのに。なあんて、さっきのセンシティブな俺がまたまた登場した。
ほんとに……。
だって、エリリンはストリッパーですから。と言うのを躊躇いました。
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