❤エリリンとサキしゃん😍❤

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 ああ、とてもいい気分だ。こんな寝起きはしばらくなかった。寝不足感がなく、すがすがしい――。 「ユウくうん、起きて」  人がいい気持で目覚めたというのに。  これで、三日連続。  どうして合鍵つくったんだろ。正直、ウザイ。  俺は、通販で買った黒いパイプベッドの上で、これまた通販で買った羽毛布団を足にはさんで寝返りをうつ。  背中を見せたら、こいつも俺に口出しできないだろう。 「もう、八時だよお」  はいはい、はい。って、マジで!?   「エリリン、どうして、もっとはやく起こさないんだよ!」  俺は、思いきり腹筋を使って起き上がった。 「やっべ、遅刻じゃん」 「起こしたよお」  エリリンが、俺の顔を不思議そうに覗き込む。  純和風の顔にサラサラした長い栗色の髪。  そして、巨乳。  「ああ」  朝から見てしまった。  俺はそれを悔いて、寝癖満開の頭をかいた。  動揺している場合ではない。  遅刻しちまう。  俺は寝間着のTシャツを脱いだ。  やべえ、後十五分で電車に乗らないとって、俺のアパートから駅まで歩いて二十五分だし。  間に合わねえ。
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